コラム

Cave de ワイン県風 プティ・ヴェルドの愉しみ方

Cave de ワイン県風 プティ・ヴェルドの愉しみ方


今回は山梨を代表するワイン用ブドウ品種プティ・ヴェルドと相性の良い料理を紹介いたします。

 

 

ダチョウのカルパッチョ & フジクレールワイナリー プティ・ヴェルド2019

加熱せず召し上がれる山梨県産のダチョウの赤身肉のくせがなくさっぱりした味わいと柚子マヨネーズ、ハードチーズ、トマト菜など色の濃い野菜といった付け合わせの構成がこちらのワインの冷涼な土地でしっかり成熟させたブドウで造られることにより生まれる「豊かな酸味、果実味、しっかりしたタンニン」という特性とマッチします。

軽快な料理を食事のメインとしたいときにおすすめの組合せです。

 


富士桜ポークとワインラム 2種のソーセージ & ルミエールワイナリー 光 セレクシオン 2017

肉を挽き特製のスパイスと混ぜ合わせ腸詰にしてから数日冷蔵熟成して完成する自家製ソーセージです。しっかり焼き目をつけて香ばしく仕上げています。熟成、香りの豊かさという共通項がワインと料理を深く繋げます。

両者の熟成感とスパイシーさ、旨味、香ばしさが調和します。

 

 

やまなしオイルフォンデュ & サントリーフロムファーム 登美の丘 時のかさね 赤

山梨県とフランス ブルゴーニュ地方のソーヌロワール県が姉妹都市であるという友好関係から着想を得て完成した当店のスペシャリテ「やまなしオイルフォンデュ」です。こちらにあわせて愉しんでいただきたいワインが「時のかさね」です、プティ・ヴェルドを主体に山梨で生まれたビジュノワールを含め12品種、4つの異なるヴィンテージの原酒を組合せて造られる高品質なワインです。

山梨とブルゴーニュの組合せの妙、ぜひお試しください。

 

Cave de ワイン県風 ワインラムの愉しみ方

Cave de ワイン県風 ワインラムの愉しみ方

今回は山梨県を代表する食材の一つであるワインラムと相性の良いワインを紹介いたします

甲州味噌でマリネしたワインラム ランプの藁焼き & 丸藤醸造 ルバイヤート プティヴェルド 2020

「甲州味噌でマリネしたワインラム ランプの藁焼き」は甲州味噌に赤ワインなどを加えた秘伝のベースに 3日間マリネするなど食材選びから調理法までこだわり仔羊肉のよい部分を引き出し旨味を凝縮させた  当レストラン自慢の一品です。

「丸藤醸造 ルバイヤート プティヴェルド2020」は100%新樽にて14ヶ月間熟成されており、    そのロースト香はこちらのワインの重要な要素の一つです。

 

ワインラムが藁焼きよってまとう薫香と焼き上げることによってできる肉表面の焼き目の二重の香ばしさ、そしてワインが持つ新樽樽熟成由来のロースト香、しっとりしている肉質と通じるワインの凝縮感ときめの細かい舌ざわり、マリネによる熟成感と重なるワインの持つ熟成感など、料理とワインが呼応しあう要素が口中で複雑に広がり長い余韻とともに味わうことを楽しめる組合せです。

 

その他のおすすめペアリングワイン

 

12か月の小樽熟成!

甲斐ワイナリー

キュベかざまメルロー2020

 

新樽2年重ね!

三養醸造

メルローOV

 

いずれも香り、テクスチャー、熟成感に共通している特徴を持っています。

メルローOVに関しましてはグラスワインとしても提供しております。

ワインラムについて

【ワインの搾りかすで元気に育ちました!】

 

*ワインラムとは?

山梨県産のワインのしぼり粕をエサに与えて育てた絶品ラムです。

国産大豆100%のおから、上質な乾燥牧草なども与え、富士山麓の広い牧場でのびのびと飼育されています。

僅か1%しか市場に出回らない国産ラムの中でも「幻」と言われる最高級ラムです。

 

*なぜワインのしぼり粕のエサが良いの?

しぼり粕はポリフェノールが豊富な為、肉質が柔らかで旨味たっぷり。

そしてジューシーなのに低脂肪なのでダイエット中の方にもおすすめです。

 

*ラム特有の臭みは?

羊肉のくさみの原因となる青草を一切与えていません。

また羊の腸内環境の改善に取り組んでいるので香り高く深い味わいです。

ラムが苦手な方にもチャレンジして頂きたいお肉です。

 

*「至極の味わいワインラム」

当レストランでは3つのメニューをご用意しております。

(17:00~デイナータイムのみ販売)

1.甲州味噌でマリネしたワインラム ランプの藁焼き ¥2,380

甲州味噌と濃厚な肉の旨味、藁焼きの香ばしさがとてもよく合います。

 

2,富士桜ポークとワインラム2種のソーセージ  ¥1,580

しっかりとした皮とスパイスを効かせた粗挽きソーセージはワインとの相性も抜群です。

 

3.ワインラムハツと季節野菜のソテー 自家製ハリッサ添え  \1,580

ハリッサのコクのある辛味スパイスがラムハツを引き立てます。

コリコリとした食感がたまりません。

 

 

 

✿花酵母から造られる日本酒✿

 

花についている酵母で仕込んだ日本酒があるのを、ご存知でしょうか?

四季を通して、桜、ひまわり、コスモス、椿などがあります。

 

花に生育していた酵母を分離し培養することで、日本酒の発酵に活用させます。

花酵母の香りは直接お酒にもたらすわけではなく、酵母の違いによって生成される香気成分が変わってくるのです。

 

花酵母は、リンゴや桃のような華やかな香り(専門用語でいうとカプロン酸エチル系)を生成することが多いです。

 

Cave de ワイン県やまなしでは、武の井酒造の四季シリーズが入荷しています。

今の時期はです。是非、味わってみてください!

 

 

 

Cave de ワイン県風 花酵母で醸したお酒の愉しみ方

Cave de ワイン県風 花酵母で醸したお酒の愉しみ方

今回は山梨県北杜市の武の井酒造のお酒と相性の良い料理を紹介いたします

 

 

蔓ばら酵母のSAKE 青煌 純米吟醸 雄町 & パテ・ド・cave de ワイン県

 

雄町特有のふくらみのある味わい、蔓ばら酵母が造り出す香りはリンゴや洋ナシを思わせるフルーティーな香りです。

当店の前菜の定番のパテは山梨県産の豚肉を挽くことから始まる丁寧な下ごしらえを経ることにより、ギュッと詰まった仕上がりとなります。

やわらかな口当たりの華やかなSAKEとパテの肉の旨味と食感がマッチします。

 

 

なでしこ酵母の米焼酎 八ヶ岳の舞 & 砂肝のコンフィ 花椒風味

 

なでしこ酵母は洋ナシを思わせるフルーティな香りのなかにバランスよくふくよかな味わいがあります。透明感とフローラルさを活かすため割らずにロックで飲むのがおすすめです。

砂肝のコンフィはシンプルですが砂肝の独特な 食感や噛むほどに味わいを愉しめるので、同じようにシンプルながらも穏やかで味わい深い米焼酎と好相性です、砂肝コンフィの花椒の香りと花酵母焼酎のフローラルさがマッチします。

 

花酵母とは、花から分離された様々な香味を醸し出す清酒用の優良酵母。花の香りをお酒にもたらす訳ではなく、お酒に元々存在する様々な香りや味わいといった個性をより増幅させるものであり、近年注目を集めています。

Cave de ワイン県風 吉田のうどんの愉しみ方

Cave de ワイン県風 吉田のうどんの愉しみ方

吉田のうどんとお酒の相性探索
今回は山梨を代表する料理、吉田のうどんと相性の良いお酒をを紹介いたします。

 

当店特製のアラカルトメニュー「吉田のうどん鹿肉のラグーソース」と合わせる

 

富士桜高原麦酒

シュヴァルツヴァイツェン

シュヴァルツヴァイツェンのフルーティーかつロースティである複雑な味わいが鹿肉のラグーの奥深い旨味を包み込みます。

 

まるき葡萄酒

樽ヤマソーヴィニョン

カシス、ブルーベリーを思わせる果実香に品種由来のスパイス香や樽熟成によるロースト香が調和しているワインです。しっかりとした酸味で鹿肉のラグーソースのジビエならではのワイルドな一面も引き立てます。

 

 

しょうゆとみそベースの温かいスープで食べる伝統的な吉田のうどんと合わせる

ビール

特にのどごしのよいピルスナータイプは食べ終わりまで口中を爽やかに保つことができてこしの強い吉田のうどんをサッパリと楽しめます。

日本酒

人肌くらいに暖めた純米吟醸酒はまろやかにうどんの後味まで包み込んで、ゆったりとした気分で食事を楽しめます。

スパークリングワイン

活発な泡立ちが口中をリフレッシュしてくれます。シンプルでドライ過ぎないものが素朴な味わいに寄り添います。

うどんの付け合わせに伝統的な馬肉の煮込みがつく場合、マスカットベーリーA主体のものを選ぶと煮込みの味わいとワインの香りに共通する甘さの組合せを楽しめます。

日本一硬い!?富士吉田市名物【吉田のうどん】

日本一硬い!?富士吉田市名物【吉田のうどん】

 

山梨県の郷土料理として【ほうとう】が有名ですが、富士吉田市が誇る郷土料理【吉田のうどん】も当店の人気商品です。

コシがない“ほうとう“とは対照的に、”吉田うどん”はコシが非常に強く、歯ごたえのある麺が特徴です。噛めば噛むほどに小麦と出汁の旨みが口いっぱいに広がります。

出汁は醤油と味噌をブレンドしたものが一般的で、トッピングはキャベツや馬肉がスタンダード。

当店では本格的な麺と出汁がセットで購入できます。手軽に楽しめるカップ麵も人気ですよ♪

 

≪歴史≫

昭和初期、富士吉田の産業は繊維業が中心で、多くの女性が活躍していました。

織物の機械を動かす女性が昼食の準備で作業が止まらないように。織物を扱う女性の手が荒れないように。炊事は男性が担当するようになったといわれています。

腹持ちの良いうどんを作ろうと力強く麺を練るため、歯ごたえ・コシのあるうど生まれたそうです。

 

≪吉田うどんには欠かせない辛味調味料【すりだね】≫

すりだねとは、富士吉田発祥の赤唐辛子をベースにゴマや山椒を加えた万能調味料のことです。

メーカーやお店によって様々なレシピがあり、粉状のものや半液体状のものもあります。

辛い中にも旨味がギュッと凝縮されていて、少し入れるだけで豊かな香りを感じることが出来ます。

うどんだけでなく、冷奴や炒め物・お味噌汁に加えても美味しいですよ♪

 

 

cave de ワイン県やまなし風アレンジ

当レストランでは、吉田うどんのアレンジメニューを販売しています♪

「吉田うどん 鹿肉のラグーソース」

鹿肉のラグーソース(ミートソース)をたっぷり使用した、パスタ仕立ての人気メニューです。

“すりだね”の辛味がアクセントとなり、ワインが進みます。

是非一度ご賞味ください♪♪

2024新年のご挨拶

Cave de ワイン県風 甲州ワインビーフの愉しみ方

Cave de ワイン県風 甲州ワインビーフの愉しみ方

今回は山梨の名物である甲州ワインビーフを使った料理と相性の良いワインを紹介いたします

ワインビーフシンタマのロースト

丁寧な火入れにより、外側の焼き目の香ばしさとレアに仕上げた内側のジューシーさが最大の特徴の当店のスペシャリテです。

シンタマという部位は脂が控えめで適度に歯応えがあり、甲州ワインビーフならではのきめの細かい肉質と相まって噛むほどに旨味を味わうことができます。

凝縮感のある赤ワインソースは肉の味わいを引き立たせ、一緒に愉しむ赤ワインと料理をしっかりと繋ぎあわせます。

 

ルバイヤート プティヴェルド 2019

プティヴェルドは完熟するのが遅い晩熟な黒ブドウ品種ですが、山梨県の気候とは相性が良く、近年山梨では世界でもあまり例をみないプティヴェルド主体の高品質なワインが多く誕生し、注目を集めています。

こちらは80年代からプティヴェルドを手掛けている老舗ワイナリーによる山梨プティヴェルドを代表する一本で、しっかりと成熟したブドウを厳選し大変丁寧に贅沢に造られることによりなかなか得難い豊かな酸としっかりしたタンニンを蓄えたフルボディと呼ぶに相応しい一本です。

山梨が誇る食材「甲州ワインビーフ」と「プティヴェルド」はワインメーカーの丸藤葡萄酒とレストランのcave de ワイン県やまなしの質実剛健な職人技が融合する当店ならではのおすすめペアリングです。

 

 

ワインビーフのスパイシーカレー

多種多彩なスパイスを挽いて作られる当店オリジナルのカレーライスです。とてもスパイシーですが甲州ワインビーフの脂のコクが豊かで、じっくりと煮込まれた複雑な味わいがクセになります。

 

シャトーマルス デラウェア オランジュ 2021

カレーのスパイシーさには軽快かつスッキリとした甘さをもつワインを冷やして飲むのがおすすめ!。対極にある味わいをもって補完しあう組合せです。かもし発酵により抽出されるブドウの皮由来のうまみ成分が対極の組合せの調和をスムースにしてくれます。

 

※カレーライスは通常ランチのみの提供ですが、こちらの記事で興味を持っていただいた方にはディナー時にも提供させていただきますので来店時にお申し付けください。

甲州ワインビーフとは

甲州ワインビーフ

山梨県には5種類の銘柄肉があります。
黒毛和種の「甲州牛」。
ワイン製造の過程で生ずるぶどうの搾り粕を飼料に育った「甲州ワインビーフ」。
ウイスキー粕やビール粕を飼料に与えた「甲州麦芽ビーフ」。
長年研究し優れた肉質の系統豚「フジザクラポーク」。
低密度の土の上で放し飼いで育てる「甲州地鶏」です。

山梨県の特産品である“ワイン”の搾り粕(ワイン粕)を飼料として育てた品質の高い牛肉こそ「甲州ワインビーフ」。
交雑種(ホルスタイン種×黒毛和種)のため、黒毛和種の“甲州牛”よりも安価で美味しい♪
当店の看板メニューとしても使用されています。

ブドウの皮に含まれる成分が肉質を向上させ、一般的な飼料を使った牛よりも酸化が進みづらいのが特徴です。そのため柔らかく、ほんのり甘みのある味わい。
牛肉ならではの臭みも減るため、赤身は食べやすく、噛むほどに溢れる旨味が絶品です。
(ワイン粕を与えた牛の糞尿は、臭いも出ないのだとか。。。)
さらにポリフェノールの効果によって、美容と健康にもよいとされています。

当店でのおすすめでメニューは
素材を愉しむ「やまなしオイルフォンデュ」、ソースに赤ワインをたっぷり使った「ワインビーフ シンタマのロースト」です。
どちらも赤身の部位である“シンタマ” (後ろ脚の付け根、内ももの下部の部位。トモサンカクやシンシン、カメノコなどいろいろな部位の総称)を使用。
ローストはランチでも提供していますので、是非ともご賞味ください♪