2025年04月19日
フランス語で「バラ色」を意味するロゼワイン。
原料に黒ブドウを使用しているため、果皮に由来する色素によって美しいピンク色に仕上がります。
では、ロゼワインはどうしてピンク色になるのか、そして同じロゼワインでもどうして様々なタイプが存在するのか。
これには製法が大きく関わっています。
◆ロゼワインの製法は大きく分けて2つ
※赤ワインと白ワインを混ぜる製法は極めて稀です
①黒ブドウを使って白ワインに近い製法で造られる「直接圧搾法」
黒ブドウを軽く圧搾し、その際に果皮から淡い色素が果汁に溶け込みます。
圧搾の時間を調整することで、ピンク色のロゼワインになります。
直接圧搾法で造られるロゼワインは、繊細で軽やかな味わいが特徴で、フレッシュな酸味と香りが楽しめます。
②黒ブドウを使って赤ワインの製造過程で造られる「セニエ法」
黒ブドウの果汁と果皮を発酵前に短時間だけ漬け込み、その後果汁を抜き取ります。
色は濃く味わいもしっかりしてハーブやスパイス香のするものなどがあります。
製法や味わいから、ロゼワインは赤ワインと白ワインの良い所を併せ持った中間的存在と言われます。
そのため合わせる料理も幅広くなります。
色の淡いロゼワインには前菜盛り合わせやサーモンマリネ、ダチョウのカルパッチョ。
色の濃いものにはホロホロ鳥の四川風麻婆煮込み、ワインラムの藁焼きなど如何でしょうか。
当店のレストランにて是非お楽しみ下さい。
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