2023年04月02日
富士の介はキングサーモンとニジマスをかけ合わせた魚ですが、「富士の介のおいしさ」というと、サーモンやニジマスと比較してくさみやクセが少なく肉質がきめ細かく保水性が高く適度に脂ものっているので焼いても固くなりにくく旨みを留めやすいというところにあります。
今回は当店の富士の介を使った定番の冷菜と相性のよい組み合わせのワインを紹介いたします。
捌きたての身を荒塩など独自の調合のシーズニングでマリネ及び軽くスモークすることにより、余分な水分を抜き身を引き締めつつ味つけをしています。
フレッシュハーブ、リコッタチーズ、ハーブマヨネーズ、レモンオイルなどを添えて提供しております。
ブトウを無理に潰さず流れ出す上澄み果汁(フリーランジュース)を使用しているのが特徴です。
爽やかな和柑橘とハチミツの香りと軽やかな甘味の白ワインに仕上げられています。
組み合わせのポイント
甲州ブトウはピンクがかった果皮をもっており、その個性を活かして様々なスタイルのワインがかもされますが、こちらのワインは果皮の渋みを極力引き出さないフリーラン果汁仕立てのピュアな香りとスムーズ口当たりのなフレッシュ甘味が富士の介サーモンマリネのもつ身の甘さとワインの調和しつつ、付け合せのハーブ等の香りにワインの香りの柑橘感があたかもあつらえたドレッシングのように寄り添います。
カテゴリ:コラム